2019年6月29日土曜日

台風の置き土産

台風の置き土産なる蒸し暑さ

台風一過のあとの「蒸し暑さ」を持て余しています
たいふうのおきみやげなるむしあつさ 
季語:蒸し暑さ(むしあつさ) 
高温多湿の不快感は耐え難いもの。日本特有の夏の気候。

2019年6月28日金曜日

令和最初の台風

前略令和最初の台風にて草々

熱帯低気圧が令和最初の台風になりました
ぜんりゃくれいわさいしょのたいふうにてそうそう 
季語:台風(たいふう) 
北大西洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年6月25日火曜日

梅雨長し

湯冷ましと眠剤二錠梅雨長し

なかなか眠れない夜が長くて寝る前に飲む眠剤。梅雨明けもまだまだのようです
ゆざましとみんざいにじょうつゆながし
季語:梅雨(つゆ) 
六月ごろ、降りつづく長雨。五月雨(さみだれ)のこと。梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2019年6月18日火曜日

青葉風

彫刻の卵に木漏れ日青葉風

小田原市立病院へ眼科受診に行ってきました
病院の駐車場の「卵を生む家」と題する彫刻に木漏れ日がキラキラ風がサワサワと心地よかったです
ちょうこくのたまごにこもれびあおばかぜ 
季語:青葉風(あおばかぜ) 
木々の青葉若葉を吹きわたる風。

2019年6月16日日曜日

紫陽花

紫陽花の中は何色傘の中

車椅子の私に差しかけられた傘を見上げたとき、自分が紫陽花の花の中にいるように感じました
あじさいのなかはなにいろかさのなか
季語:紫陽花(あじさい)
日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。

2019年6月15日土曜日

紫陽花

紫陽花や色とりどりのナース服

白衣のイメージの看護師さんですが最近はカラフルです
あじさいやいろとりどりのなーすふく
季語:紫陽花(あじさい)
日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。

2019年6月13日木曜日

梅雨晴間

あおあおと散髪頭梅雨晴間

朝から晴れていい天気、丸刈りの頭も爽快です
あおあおとさんぱつあたまつゆはれま
季語:梅雨晴間(つゆはれま)
梅雨の最中にふと晴天がのぞくこと。洗濯物を干したり、梅干を並べたりと梅雨の最中の貴重な日差しであり、気持ちの良いものである。

2019年6月12日水曜日

睡蓮

睡蓮や鯉の波紋のその中に

睡蓮が鯉の起こした波にゆらゆらゆれています
すいれんやこいのはもんのそのなかに 
季語:睡蓮(すいれん) 
昼間に咲いて夕方になると花を閉じて夜は眠る(睡る)。そして花が蓮(ハス)に似ているところから、睡蓮。

2019年6月10日月曜日

雉子の声

寅さんはいつも失恋雉子の声

テレビで映画「男はつらいよ」を見て浮かんだ一句
春の俳句になりますが、、、
とらさんはいつもしつれんきじのこえ 
季語:雉子の声(きじのこえ) 
雉の雄は、春、「けーんけーん」と鳴いて雌を呼ぶ鳥で、飛ぶ姿よりも歩いている姿を見かけることが多い。 

2019年6月8日土曜日

入梅

入梅の風祭展来て観て楽し

梅雨入りと重なってしまいましたが楽しかったです
にゅうばいのかざまつりてんきてみてたのし
季語:入梅(にゅうばい) 
梅雨に入ること。古い暦によれば立春から百二十七日目の六月十一日頃にあたる。以後三十日間ほどが梅雨である。

2019年6月7日金曜日

風祭展

「故郷」
梅雨めくやコキコキと鳴る右の肩
色白でありたる母の日傘かな
梅雨明けの少年の日の青き空
流灯の取りやめとなり雨あがる
母の手のぬくもり今も秋夕焼
生きるとはそういうことか冬木立
リハビリ室の一面の窓山笑う
故郷へ幾山川や春の月
塩の道七坂八十八夜かな
晴れやかに令和を迎え夏きざす


風祭展を見にいってきました。
梅雨入りと重なってしまいましたが、無事に行ってこれました。いい体験が出来て外出にも自信がついて良かったです。
この一年の俳句の中から選んだ十句を出展しました。