2025年9月28日日曜日

物言えぬ唇寒き秋の風

物言えぬ唇寒き秋の風

松尾芭蕉の「物言えば唇寒し秋の風」を本歌取りした一句です。
 ものいえぬ くちびるさむき あきのかぜ
季語:秋の風(あきのかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。秋が五行説の金行にあたるので「金風」、また、秋の色が白にあたるので「白風」ともいう。