2025年12月31日水曜日

ささやかな願ひを点す大晦日

ささやかな願ひを点す大晦日

一年間体調も良く穏やかに過ごせたことの感謝と来年への希望を願う。
ささやかな ねがいをともす おおみそか
季語:大晦日(おおみそか)
晦日は三十日とも書き、月の第三十番目の日。転じて、月の末日をいう。大晦日は即ち一年の最後の十二月三十一日のこと。「大つごもり」ともいう。

2025年12月30日火曜日

歳晩の想ひは遥か銀河へと

歳晩の想ひは遥か銀河へと

一年が過ぎようとするとき地球や月や太陽はては銀河の何十億年を想う。
さいばんの おもいははるか ぎんがへと
季語:歳晩(さいばん)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、その頃から年の暮の実感が湧いてくる。現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2025年12月29日月曜日

失せたると思ひしファイル冬の灯に

失せたると思ひしファイル冬の灯に

パソコンの中の不要ファイルを消している途中行方不明のファイルが!
うせたると おもいしふぁいる ふゆのひに
季語:冬の灯(ふゆのひ)
冬の夕暮とともにともされる灯のこと。日暮の早い町にともる灯は、淋しさとともに暖かな感じがある。

2025年12月28日日曜日

年の瀬や腹に一筋爪の跡

年の瀬や腹に一筋爪の跡

朝のケアのとき指摘されたお腹の傷は自分の手の爪が擦れてできた跡。
としのせや はらにひとすじ つめのあと
季語:年の瀬(としのせ)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、その頃から年の暮の実感が湧いてくる。現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2025年12月27日土曜日

北風と発熱したるパソコンと

北風と発熱したるパソコンと

最近パソコンが発熱してフリーズすることがあり北風の今日もまた!
きたかぜと はつねつしたる ぱそこんと
季語:北風(きたかぜ)
冬。中国やシベリヤから吹いてくる乾燥した季節風。日本海の海水をふんだんに吸い上げて日本海側の山間部に大雪をもたらす。太平洋側は乾燥した冷たい風になる。

2025年12月26日金曜日

数へ日や今日より五日何もなし

数へ日や今日より五日何もなし

クリスマスも終わり世の中は年末の賑わいですが病室は静かな年末です。
かぞえびや きょうよりいつか なにもなし
季語:数へ日(かぞえび)
年内の残る日数が指で数えるほどになってきたことを感慨をこめて言う。忙しさが増し、落ち着かない日々が続く。

2025年12月25日木曜日

百万羽の鶏の命やクリスマス

百万羽の鶏の命やクリスマス

鳥インフルエンザの感染が発生した鶏舎の鶏97万羽が殺処分される。
ひゃくまんわの とりのいのちや くりすます
季語:クリスマス
十二月二十五日を基督の降誕祭と定める。基督教になじみの薄いわが国においても、クリスマスツリーを飾るなど、この時期、街はクリスマス一色になる。クリスマス商戦が盛んになるなど、巷が騒がしくなる。

2025年12月24日水曜日

クリスマスイブ止みそうもなき雨よ

クリスマスイブ止みそうもなき雨よ
 
心魂オンラインコンサートが終わっても雨は止みそうもないイブの夜。
くりすますいぶ やみそうもなき あめよ
季語:クリスマスイブ
十二月二十四日クリスマスの前夜。十二月二十五日を基督の降誕祭と定める。基督教になじみの薄いわが国においても、クリスマスツリーを飾るなど、この時期、街はクリスマス一色になる。クリスマス商戦が盛んになるなど、巷が騒がしくなる。

2025年12月23日火曜日

母留守のポインセチアと叔母の声

母留守のポインセチアと叔母の声

叔母が鉢植のポインセチアを持って母に会いに来てくれたのに母は留守。
ははるすの ぽいんせちあと おばのこえ
季語:ポインセチア 
トウダイ草科の常緑低木。クリスマスが近くなると鉢物が花屋に出回り目をひく。十一~十二月頃に茎の上部の苞葉が赤やピンク、乳白色に変色して美しい。黄緑色の小さな花が苞葉の中心に咲くが目立たない。

2025年12月22日月曜日

一病を吾が友として冬至晴

一病を吾が友として冬至晴

昼と夜の長さが今日を境に昼の時間が伸び始める澄み渡った空がある。
いちびょうを わがともとして とうじばれ
季語:冬至晴(とうじばれ)
冬至の頃に訪れる澄み切った冬の晴天を指す季語で、「冬晴(ふゆばれ)」や「冬日和(ふゆびより)」とも呼ばれ、空気が澄んで遠くまで見え、日中は少し暖かさを感じる穏やかな晴れの日を意味します。 

2025年12月21日日曜日

坊主めくり祖母と炬燵にきりもなく

坊主めくり祖母と炬燵にきりもなく

ふと思い出したのは昔々祖母と炬燵で遊んだ坊主めくりでした。
ぼうずめくり そぼとこたつに きりもなく
季語:炬燵(こたつ)
日本に古くからある暖房器具。近頃は電気炬燵がほとんどだが、昔は、床を切って炉を設け櫓を据えて蒲団をかけ暖を取った。また櫓の中に火種をいれた中子を置いて、蒲団をかぶせたものを置炬燵と言った。

2025年12月20日土曜日

時雨夜や雑踏の灯は宝くじ

時雨夜や雑踏の灯は宝くじ

久しぶりの雨になり、大安の今夜あたり宝くじ売り場に夢を買う人も。
しぐれよや ざっとうのひは たからくじ
季語:時雨(しぐれ)
冬の初め、降ったかと思うと晴れ、また降りだし、短時間で目まぐるしく変わる通り雨。この雨が徐々に自然界の色を消して行く。先人達は、さびれゆくものの中に、美しさと無常の心を養ってきた。

2025年12月19日金曜日

病床にひかり満ちくる冬曙

病床にひかり満ちくる冬曙

冬の夜明けの空の色と光の変化は映画の幕開きのようで素晴らしかった。
びょうしょうに ひかりみちくる ふゆあけぼの
季語:冬曙(ふゆあけぼの)
明けるのが遅い冬の朝は薄暗く、夜の寒さがそのまま残っている。氷りついて水道が出なかったり、霜が降りていたりする。北国では一夜のうちに、家が埋もれるほど雪が積もることも珍しくない。

2025年12月18日木曜日

源内忌冬ざるる手に静電気

源内忌冬ざるる手に静電気

今日は平賀源内の命日、これから静電気の発生しやすくなる頃です。
げんないき ふゆざるるてに せいでんき
季語:源内忌(げんないき)冬ざるる(ふゆざるる)
 江戸時代中期の本草学者・戯作者の平賀源内(ひらが げんない、1728~1780年)の忌日(旧暦)。本草学(ほんぞうがく)とは、中国および東アジアで発達した医薬に関する学問で、薬用とする植物・動物・鉱物などの自然物を研究した。
 冬になり草木が枯れると共に海、山など見渡す限り荒れ果てた感じをいう。

2025年12月17日水曜日

面会の人の肩より冬うらら

面会の人の肩より冬うらら

麗らかな日静岡筋ジストロフィー協会の方が面会に来てくださいました。
めんかいの ひとのかたより ふゆうらら
季語:冬麗(ふゆうらら)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日は、雪国の人たちにとって貴重な一日となる。

2025年12月16日火曜日

長病みを一瞬に透く冬日かな

長病みを一瞬に透く冬日かな

冬の朝真正面から太陽が射し込んで体の底まで目覚めさせてくれます。
ながやみを いっしゅんにすく ふゆひかな
季語:冬日(ふゆひ)
冬の一日と冬の太陽の両方の意味で使われる。歳時記によっては「冬の日」「冬日」と別立てのものもある。冬は日照時間が短く、すぐに暮れてしまう。それだけに昼間の日差しをいっぱいに浴びたいという思いがこもる。雪の日の多い日本海側と乾燥した日の多い太平洋側とで、はこの季語のもつ印象はおのずと異なろう。

2025年12月15日月曜日

冬の灯にとろろ粥すする夕餉かな

冬の灯にとろろ粥すする夕餉かな

面会に来てくれてありがとう。とろろを美味しくいただきました。
ふゆのひに とろろがゆすする ゆうげかな
季語:冬の灯(ふゆのひ)
冬の夕暮とともにともされる灯のこと。日暮の早い町にともる灯は、淋しさとともに暖かな感じがある。

2025年12月14日日曜日

隙間風闇にもどかしき思ひかな

隙間風闇にもどかしき思ひかな

寒いのが苦手なのですが、出所がわからない隙間風が大の苦手です。
すきまかぜ やみにもどかしき おもいかな
季語:隙間風(すきまかぜ)
障子や戸の隙間から入ってくる冷たい風のこと。隙間に目張りをしてこれを防いだりする。身にしみる風である。

2025年12月13日土曜日

メールに開く俳句カレンダー師走かな

メールに開く俳句カレンダー師走かな

メールを開くと来年の俳句カレンダーでした!新しい一年楽しみです。
めーるにひらく はいくかれんだー しわすかな
季語:師走(しわす)
陰暦十二月の異称だが陽暦でも使われる。語源については諸説あるが、この月には師(僧)が仏事などで忙しく走り回ることから、というのが一般的であろう。

2025年12月12日金曜日

師走「熊」一筆に墨ほとばしる

師走「熊」一筆に墨ほとばしる

恒例の一年の世相を表す今年の漢字は「熊」、「米」は二番目でした。
しわす くまひとふでに すみほとぱしる
季語:師走(しわす)
陰暦十二月の異称だが陽暦でも使われる。語源については諸説あるが、この月には師(僧)が仏事などで忙しく走り回ることから、というのが一般的であろう。

2025年12月11日木曜日

空風の小腹を一つ日暮れかな

空風の小腹を一つ日暮れかな

からっ風に小腹が減ってポンと叩けばもう日が暮れて夕飯の時間です。
からかぜの こばらをひとつ ひぐれかな
季語:空風(からかぜ)
晴れた日に吹く北西の乾燥した季節風。ことに上州の空っ風は有名である。日本海側に雪を降らせて乾燥した風が、山脈をこえて関東平野に吹き荒れる。

2025年12月10日水曜日

漱石の猫のまなざし紅葉散る

漱石の猫のまなざし紅葉散る

紅葉も色褪せてきて散り始めています。日向ぼっこの猫に睨まれて。
そうせきの ねこのまなざし もみじちる
季語:紅葉散る(もみじちる)
美しく紅葉した葉も、冬の訪れとともに色褪せ、やがて冬の風に散っていく。水分が飛んで軽くなった葉は、北風に軽々と飛ばされる。散り敷いた紅葉に霜が降り、静かに冬は深まっていく。

2025年12月9日火曜日

手作りのカード希望のクリスマス

手作りのカード希望のクリスマス

看護実習生から手作りのクリスマスカードを贈られました。希望の光。
てづくりの かーどきぼうの くりすます
季語:クリスマス
十二月二十五日を基督の降誕祭と定める。基督教になじみの薄いわが国においても、クリスマスツリーを飾るなど、この時期、街はクリスマス一色になる。クリスマス商戦が盛んになるなど、巷が騒がしくなる。

2025年12月8日月曜日

レノン忌のイマジン聴くや白き朝

レノン忌のイマジン聴くや白き朝

12月8日は太平洋戦争の開戦の日ですがジョン・レノンの命日でもある。
れのんきの いまじんきくや しろきあさ
季語:レノン忌(れのんき)
ジョン・レノン(John Lennon)の命日(12月8日)を指し、俳句の世界では冬の季語として扱われることが多く、「冬」や「十二月」などの季節感と結びつけられ、冬の情景の中で故人を偲ぶ意味合いで使われます。

2025年12月7日日曜日

痛む腰そらし物干す実南天

痛む腰そらし物干す実南天

骨粗しょう症で大腿骨を人工関節にした母の痛みと南天の実の思い出。
いたむこし そらしものほす みなんてん
季語:実南天(みなんてん)
初夏の頃白い小花を穂状につけるが、これが小粒の球形の実になる。枝先に群がった実は晩秋から初冬に真っ赤に色づく。「難を転ずる」に通じることから、鬼門や水周りに植えたり、縁起物として正月飾や祝い事に用いられる。

2025年12月6日土曜日

漆黒の闇を照らすや月冴ゆる

漆黒の闇を照らすや月冴ゆる

今年最後の満月は見損ねてしまいましたが、想像するだけで美しい。
しっこくの やみをてらすや つきさゆる
季語:月冴ゆる(つきさゆる)
四季を通しての月ではあるが、冬の月といえば寒さによる心理的な要因もあってか荒涼とした寂寥感が伴う。雲が吹き払らわれた空のすさまじいまでの月の光には誰しもが心をゆすられる思いがあろう。

2025年12月5日金曜日

通り過ぎし風よ冬木の桜かな

通り過ぎし風よ冬木の桜かな

紅葉の中の冬木の桜の枝を抜けてゆく風が寂しさを感じさせます。
とおりすぎし かぜよふゆきの さくらかな
季語:冬木の桜(ふゆきのさくら)
冬枯の桜をいう。色とりどりに美しい桜紅葉が散り尽くしたのち、 桜は枯れ姿になる。華やかな花時をおもかげに、枯れた姿にも趣 が感じられる。返り花や冬桜と混同しないようにしたい。

2025年12月4日木曜日

底冷えや動かぬ四肢の爪の先

底冷えや動かぬ四肢の爪の先

急に冬めいて冷え込みが強くなってきました。冷たさが爪の先に。
そこびえや うごかぬししの つめのさき
季語:底冷え(そこびえ)
冬の厳しい寒さの中でも特に冷え込みが強く、地面や室内の奥深くまで寒さが染み込むような感覚を指す冬の季語です。寒さがじわじわと体に浸透し、動いても温まらないような冷えを表現しています。

2025年12月3日水曜日

冬紅葉面会時間の駐車場

冬紅葉面会時間の駐車場

散歩は面会時間と重なり駐車場には車か並び冬の紅葉に染まっている。
ふゆもみじ めんかいじかんの ちゅうしゃじょう
季語:冬紅葉(ふゆもみじ)
周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。

2025年12月2日火曜日

冬日向一歩踏み出す勇気かな

冬日向一歩踏み出す勇気かな

居心地のいい冬日向から寒い道であろうと踏み出すことも勇気です。
ふゆひなた いっぽふみだす ゆうきかな
季語:冬日向(ふゆひなた)
冬の日の光、またはその日差しを浴びて暖まること

2025年12月1日月曜日

冬晴の雲に託すや旅ごころ

冬晴の雲に託すや旅ごころ

冬晴の青空を流れる一つの雲に乗ってのんびり旅してみたい。何処へ。
ふゆばれの くもにたくすや たびごころ
季語:冬晴(ふゆばれ)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日は、雪国の人たちにとって貴重な一日となる。