2019年8月30日金曜日

夏の果

夏の果膝に二枚の絆創膏

絆創膏も昔とは違い様々な種類があるようです
子供の頃夏の終りの印のように絆創膏をはりました

なつのはて ひざににまいの ばんそうこう 
季語:夏の果(なつのはて) 
夏の終り。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。去り行く夏が惜しまれる。

2019年8月23日金曜日

ホームカミングデイ花火

ホームカミングデイの花火果て夜の更けて

箱根病院の毎年の一大イベントであるホームカミングデイの花火が終わり夜が更けてきます
ほーむかみんぐでいの はなびはて よのふけて 
季語:花火(はなび) 
種々の火薬を組み合わせ、夜空に高く打ち上げて爆発の際の光の色や音を楽しむもの。もともとは、秋祭りの奉納として打ち上げられた。

2019年8月22日木曜日

ホームカミングデイ行く夏

行く夏や綿飴溶けてゆく速さ

縁日に綿飴があったので久しぶりに食べました
ゆくなつや わたあめとけてゆく はやさ 
季語:行く夏(ゆくなつ) 
夏の終り。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。去り行く夏が惜しまれる。

2019年8月21日水曜日

ホームカミングデイ揚羽蝶

車椅子集える庭に揚羽蝶

コンサート会場の中庭に揚羽蝶が舞って、いい雰囲気
くるまいす つどえるにわに あげはちょう 
季語:揚羽蝶(あげはちょう) 
夏にみられる大型の蝶。キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどの種類があり、いずれも羽の文様が美しい。

2019年8月19日月曜日

昼寝覚

看護師の声ふいにして昼寝覚

酸素モニターの値が下がった原因は接触不良でした
看護師さんの声がふいに聞こえて昼寝がふいに覚めてしまいました

かんごしのこえ ふいにして ひるねざめ 
季語:昼寝覚(ひるねざめ) 
昼寝からさめること。

2019年8月18日日曜日

残暑

利口にも馬鹿にもなれず残暑かな

なれないのか、なりたくないのか、中途半端なんです
りこうにも ばかにもなれす ざんしょかな 
季語:残暑(ざんしょ) 
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2019年8月15日木曜日

終戦の日

記憶の中に母の語りし終戦日

静岡空襲の事を何度も話してくれた母を思い出します
きおくのなかに ははのかたりし しゅうせんび 
季語:終戦日(しゅうせんび) 
昭和二十年八月十五日、日本はポツダム宣言を受諾して第二次世界大戦は終了した。戦争の誤ちを反省し、平和の希求を確認する日。

2019年8月13日火曜日

万緑

万緑や指のリハビリ念入りに

マウスとナースコールを操作する指のリハビリは念入りにしてもらいます、ナースコールは命に関わります
ばんりょくや ゆびのりはびり ねんいりに 
季語:万緑(ばんりょく) 
夏の山野をおおう植物の満目の緑をいう。初夏の新緑のみずみずしい緑よりも強い真夏の深い緑。

2019年8月7日水曜日

日盛りの駐車場

修行のごとく日盛りの駐車場

焼け付くような真夏の駐車場に並ぶ車はじっと耐えて
しゅぎょうのごとく ひざかりの ちゅうしゃじょう
季語:日盛り(ひざかり) 
夏の一日、最も太陽の強く照りつける正午頃から三時頃、人間も動物も暑さにじっと耐える時。

2019年8月3日土曜日

猛暑

看護師の手を焼いており猛暑なり

駄々こねる他ない患者を一生懸命になだめる姿
かんごしのてをやいておりもうしょなり 
季語:猛暑(もうしょ) 
七月の末から八月の上旬にかけて、きびしい暑さになる。暑さの極みのこと。