2020年5月30日土曜日

風薫る:遠くへ行きたい

名も知らぬ野の花の道風薫る

風に誘われるまま野の花が咲く道を歩いてみたいなぁ♪し~らな~いま~ちを♪あるいてみ~た~い♪
なもしらぬ ののはなのみち かぜかおる
季語:風薫る(かぜかおる)
夏に吹きわたる風をほめたたえた季語であるが、新緑、若葉のころの風として使いたい季語でもある。語源は漢語の「薫風」で、それを訓読みして和語化したものである。

2020年5月27日水曜日

夏燕:元気だなぁ

クロネコのトラック行くや夏燕

病院の前に止まった宅配トラックが行くと、待っていたように燕が飛んできました。
くろねこの とらっくゆくや なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。

2020年5月23日土曜日

初鰹:刺身が食べたい!

初鰹母は刺し身が大嫌い

初鰹の頃になりました。入院して刺し身が恋しくなるばかり!そういえば母は刺し身が大の苦手でした。
はつがつお はははさしみが だいきらい
季語:初鰹(はつがつお)
鰹は春、黒潮に乗って北上し、若葉のころ伊豆、房総沖に到達する。そのころに獲れる鰹が初鰹。昔は、鎌倉沖で取れた鰹を早馬、早飛脚で生きたまま江戸まで運んだ。

2020年5月20日水曜日

更衣:えっ!髪型!?

看護師の一人髪型更衣

ナース服は衣替えしませんが、髪型が変わって全くの別人になりました。ビックリしたなぁ!?
かんごしの ひとりかみがた ころもがえ
季語:更衣(ころもがえ)
江戸時代、四月一日と書いて「わたぬき」と読んだ。この日に綿入れを脱いだからだという。今では冬から春に着用していた衣を夏物に替えることをいう。

2020年5月18日月曜日

新緑:光さんざめく

新緑の色葉に光さんざめく

新緑の葉に初夏の光がキラキラとさざめいて清々しい気持ちになりました。
しんりょくの いろはにひかり さんざめく
季語:新緑(しんりょく)
初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。

2020年5月15日金曜日

柿若葉:一枚の古写真

母になる前の写真や柿若葉

一枚の古写真、初めて見た若い頃の母、隣に写っているのは俳優の加藤剛!?
ははになる まえのしゃしんや かきわかば
季語:柿若葉(かきわかば)
初夏の頃、柿若葉は透きとおるような 美しさ見せる。さまざまな新緑の中でも格別のみずみずしさがある。幹や枝の色、晴れた空の色とのコントラストがことに印象深 い。

2020年5月11日月曜日

夏来たる:たくましい二の腕

看護師の腕二の腕や夏来たる

早朝から深夜までの介護ありがとうございます。たくましい腕が光る夏が来ます。
かんごしの うでにのうでや なつきたる
季語:夏来たる(なつきたる)
陽暦の五月六日ごろ、暦のうえでは夏になります。実感からするといささか早い気もするが、目に入る景色も新しい夏の光を纏いはじめたように思える。 

2020年5月7日木曜日

若葉冷:CT検査室

若葉冷CT室の天井絵

冷え込んだ日のCT検査。CT室の天井には一面に青葉若葉が描かれています。
わかばびえ しーてぃーしつの てんじょうえ
季語:若葉冷(わかばびえ)
初夏、木々の若葉が生い茂るころは、空気までみずみずしく、ものみな生気が感じられるが、日によって冷え冷えとした風が吹きわたり、妙に肌寒いことがある。

2020年5月4日月曜日

若葉雨:整腸剤の甘さ

ほの甘き整腸剤や若葉雨

お腹の調子が悪くて飲んだ薬の甘さにホッとして、若葉にはやさしい雨が降っています。
ほのあまき せいちょうざいや わかばあめ
季語:若葉雨(わかばあめ)
若葉に降る雨。若葉のころの雨。

2020年5月2日土曜日

五月来る:血糖値を測る

指先で測る血糖五月来る

尿検査で糖が出てるからと言われて血糖値を測ることになりました。
ゆびさきで はかるけっとう ごがつくる
季語:五月(ごがつ)
この月から夏に入るが、まだ、暑さや湿気が少ない。新緑が萌え て、一年の中でも特に清々しさを感じられる頃である。