2020年7月14日火曜日

万緑:吹き抜ける風

万緑の葉裏の白さ風走る

風に吹かれて翻った緑の葉の裏の白さが印象に残りました。
ばんりょくの はうらのしろさ かぜはしる
季語:万緑(ばんりょく)
夏の山野をおおう植物の一面の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。

2 件のコメント:

  1. 一面の緑の中で、風が吹いた時に翻った葉裏の白さが目に付いた。この一瞬の出来事の、しかも説明すれば長いことを、17文字で表現する。俳句の凄さを感じました。数回読んでようやく意味を理解したので読み手の力不足も感じました。堂々とした傑作だと思いました。清

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    1. 窓の外を何か白いものが走った気がして、よく見たら窓のすぐ近くに生えている木の葉でした。

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