2020年12月16日水曜日

葛湯:温まる

とろとろと葛湯の湯気の眠気かな

今朝は寒気が流れ込んで冷え込みました。こんな日は熱々の葛湯で温まりたくなります。
とろとろと くずゆのゆげの ねむけかな
季語:葛湯(くずゆ)
葛粉に砂糖を入れ少量の水で溶き、熱湯を注いで混ぜたもの。体が温まるので冬によく食する。幼児や病人にも良い。

3 件のコメント:

  1. のんびりして温かくてホッとする句ですね。とろとろと葛湯の湯気の、まで読み進めると、目の前に炬燵の上の葛湯が現れます。湯気「の」眠気の「の」が、飲む自分のほっこりした気持ちや、温かくて眠たくなっている自分の状態まで、一文字で説明してしまって、違和感なく「眠気かな」へ繋がっていますね。

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    1. 葛湯を溶いてかき混ぜる感じと、温かさで眠たくなってきた感じを、「とろとろと」としてみました。

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  2. なるほど!この句を自分で思い出しながら後で書いてみたら、「とろとろの葛湯」と書いてしまいました。「とろとろと」にも見逃してしまった秘密がありました。

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