2021年4月21日水曜日

夏隣はたと風止む昼下がり

夏隣はたと風止む昼下がり

風が止んで静まり返った竹藪の見るからに暑苦しそう。
なつどなり はたとかぜやむ ひるさがり
季語:夏隣(なつどはり)
春もまもなく終わろうという頃、空の色や日差しの強さ、木々の盛んな様子などに夏が近いことを実感する。躍動的な夏が近づいてくることへの期待感。厳しい暑さが到来することへの覚悟。

2 件のコメント:

  1. 「〇隣」シリーズの季語を初めて知った時は驚きましたが、美しい言葉だと思います。「夏隣」いよいよ夏が間近ですね。光の加減なのか何が違うのか、(今日は夏の風景だ!)と思う日が最近ありました。そんな情景を上手く表現している句だと思いました。

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    1. 春の光がさんさんと射す中、風が止んだ途端、木の葉もピタッと静まって、夏だなあという風景になりました。

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