2021年4月27日火曜日

寝転んでいれば転ばぬ春かなし

寝転んでいれば転ばぬ春かなし

寝ていれば転ぶことはないけれど、転んででも歩きたい。
ねころんで いればころばぬ はるかなし
季語:春かなし(はるかなし)
春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたことで心がくもるのも春ならではのこと。

2 件のコメント:

  1. 弘君の辛さが胸に刺さる句です。弘君にしか詠めない、心境を素直に吐露した句だと思いました。「寝転んでいれば転ばぬ」当然のことです。しかし「春かなし」それが悲しい。転んででも歩きたい!!弘君の思いがひしひしと伝わりました。

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    1. 歩けなくなること、立てなくなることは、頭ではわかっていたのに、実際自分の身に起きてみると、寂しくなります。

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