2021年8月12日木曜日

雨に開く百合の蕾の白さかな

雨に開く百合の蕾の白さかな

窓の外に生えた百合の蕾が開いて白さが鮮やかです。
あめにひらく ゆりのつぼみの しろさかな
季語:百合(ゆり)
百合は夏、ラッパ形の香り高い花を咲かせる。白に紅の斑がある山百合、黄赤に紫の斑がある鬼百合、花が大砲の筒のような鉄砲百合など、原種だけでも百種以上を数える。「ゆり」の語源は「揺り」で、「百合」の字を当てるのは、ゆり根の鱗茎の重なりあうさまからきている。

2 件のコメント:

  1. 百合は高貴なイメージです。吉永小百合さんのイメージも重なります。この句を読んで、いろいろな植物の中で、凛と咲く高貴な百合を思いました。が・・蕾だからまだ咲いていないのか?いろいろな植物と百合を差別してはいけないのか?と自問しました。

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    1. 青芒の手前に生えてきて、同じ緑色で分からなかったんですが、蕾が白っぽく膨らんできて、百合だとわかりました。晴れた日の翌日、雨になった日に、開き始めた百合の白さが涼やかで新鮮でした。

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