2021年8月21日土曜日

風渡る田の面あかるき稲の花

風渡る田の面あかるき稲の花

稲の花を実際に見たことはないけれど。
かぜわたる たのもあかるき いねのはな
季語:稲の花(いねのはな)
花穂に綿毛のような花を付ける。開花時間は通常十時~十二時、終わった花が田の面に浮遊するのは風情がある。農耕の民にとって稲の花は米の出来高と直結することであり、祈りを持ってみつめる花である。

2 件のコメント:

  1. 美しい田園風景が見える気がしました。「田の面」の語は私では出て来ません。「稲の花」も、私では「稲穂かな」程度です。見たことはない、と説明に書いていますが、「稲の花」を詠みたかったのですね。稲作で日本は生きて来て、美しい田んぼの風景は私達の心の故郷です。田んぼが無くなりこの国はどこへ向かうのでしょうか。

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    1. 田んぼの風景といえば、緑一面の青田、黄金色の稲田が思い浮かびますが、その間に稲の花が咲くことを知って、その様子を想像してみました。

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