この時期になると空襲の話を聞いたことを思い出します。
うつせみときく くうしゅうの なはしかな
季語:空蝉(うつせみ)
蝉のぬけ殻のこと。もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。これが、「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なった。
季語:空蝉(うつせみ)
蝉のぬけ殻のこと。もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。これが、「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なった。
戦後生まれで空襲に遭った経験は無いが、夏になると母親から聞いた空襲の話を思い出す。焼け野原になった街の、焦げ茶色の残骸と、焦げ茶色の空っぽの蝉の抜け殻が、私の脳裏で重なる。という意味でしょうか。私も、静岡の町を、森下小学校の辺りから海岸の方まで走ると、叔母さんはここを逃げたのだ、といつも思います。
返信削除空蝉を見ると空襲で焼かれた町を連想してしまいます。なぜ戦争をするのか、人間の最大の愚かさです。
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