2021年11月17日水曜日

冬めくや奉安殿の古りし錠

冬めくや奉安殿の古りし錠

戦中に奉安殿として使われていた建物がありました。
ふゆめくや ほうあんでんの ふりしじょう
季語:冬めく(ふゆめく)
町のたたずまいや山野の眺めばかりでなく、雨や風、空気なども冬らしくなること。人の何気ないしぐさなどにも冬の訪れを感じることがある。

2 件のコメント:

  1. 「奉安殿とは、戦前の日本において、天皇と皇后の写真(御真影)と教育勅語を納めていた建物である」相良の資料館の場所に建っていた「講堂」も昔は奉安殿だったと聞いた気がします。病院にもあったのですね。朝ドラでも繰り返し戦争の時代が描かれるのは、その時代を忘れないようにするためでしょうか。
    「古りし」という使い方を初めて知りました。その時代の苦しみに思いを馳せる句ですね。

    返信削除
    返信
    1. インターネットで箱根病院に奉安殿があったことを知って、リハビリの先生に聞いてみたら、見に連れて行ってくれました。箱根病院の歴史を思いました。
      https://senseki-kikou.net/?p=15308

      削除