2021年11月25日木曜日

散り急ぐ木の葉踏まれぬように散れ

散り急ぐ木の葉踏まれぬように散れ

風に木の葉が散ってゆく、道の真ん中へは落ちないように。
ちりいそぐこのは ふまれぬように ちれ
季語:木の葉(このは)
地面に落ちてしまった葉、あるいは梢にわずかに残っている枯葉をいう。木の葉が散るさまやその音には哀愁が漂う。

2 件のコメント:

  1. 「散り急ぐ木の葉」秋の情景が詠まれると思ったら「踏まれぬように散れ」木の葉の身になって踏まれぬようにと思いやっています。意外な展開で思わぬところへ着地したけれども、句の心に思わず気持ちが熱くなりました。素晴らしい句だと思いました。

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    1. 風に舞う木の葉を見て、どこへ落ちるかわかりませんが、自分だったら踏みつけられる様なところへは落ちたくないなぁと思った気持ちを詠みました。とは言っても思うようにはならないことばかり、風まかせの人生です。

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