2021年11月29日月曜日

暮れかかり紅のこる冬もみじ

暮れかかり紅のこる冬もみじ

夕空の紅色が薄れきて冬の紅葉に残っています。
くれかかり くれないのこる ふゆもみじ
季語:冬紅葉(ふゆもみじ)
周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。

2 件のコメント:

  1. 日が暮れかかり、夕焼け空の紅色が葉に残っているかのように、冬紅葉が赤く色づいている。ため息が出るように美しい初冬の夕暮れ風景、そして俳句だと思いました。暮れかか「り」紅のこ「る」と、調べが「冬もみじ」に向かって行くのも良いし、「暮」「紅」「冬」と漢字三文字が残された字面も良いと思いました。

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    1. 空気が済んだ冬の夕焼け空の色のグラデーションの美しさが徐々に闇に変わって、その色を移したような冬の紅葉の美しさも今だけのものです。

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