2022年2月12日土曜日

薄氷のうすき光となりにけり

薄氷のうすき光となりにけり

早春の光は薄氷が昇華したものに違いない。
うすらいの うすきひかりと なりにけり
季語:薄氷(うすらい)
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。

2 件のコメント:

  1. (うすごおり?はくひょう?うすらい、か!!)まずは言葉の美しさにうっとりしました。うすい氷がうすい光となったのだなぁ。春浅い頃の、薄く張った氷と弱弱しい光のはかない美しさを詠っています。繊細で格調高く美しい句だと思いました。

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    1. 子供の頃、薄く張った氷を割れないようにそおっと持ち上げた時、パリッと割れてキラキラと光ったことを思い出しました。

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