2022年4月2日土曜日

花は咲く人は瓦礫のなかを行く

花は咲く人は瓦礫のなかを行く

ウクライナの惨状を見て震災の瓦礫の街を思い出しました。
はなはさく ひとはがれきの なかをゆく
季語:花(はな)
花といえば桜。しかし、花と桜は同じ言葉ではない。桜といえば植物であることに重きがおかれるが、花といえば心に映るその華やかな姿に重心が移る。いわば肉眼で見たのが桜、心の目に映るのが花である。

2 件のコメント:

  1. 「花は咲く」春になり花は咲いているけれどもウクライナの「人は瓦礫のなかを行く」。ウクライナの惨状を詠んだ句。と同時に「花は咲く」は東北の震災からの復興を願う歌でもあり、いつか立ち直れる日が来る、と励ます句でもあると思いました。この瓦礫を生み出したのが自然の猛威ではなく、プーチン個人だということが割り切れません。

    返信削除
    返信
    1. 東日本大震災のときも世界中から援助の手が差し伸べられましたが十年経っても失われた命と暮らしはもとには戻りません。ウクライナはロシアの兄弟と言ったプーチン大統領が行っている許しがたい破壊と殺戮に失われた命と瓦礫の中を逃げ惑う人々はプーチン大統領による犯罪被害者です。それを止められない世界にも落胆しています。

      削除