夏休みも後わずか季節は夏から秋へ移ろってゆく頃です。
あいらくの いつもうらはら あきのかぜ
季語:秋の風(あきのかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。秋が五行説の金行にあたるので「金風」、また、秋の色が白にあたるので「白風」ともいう。
季語:秋の風(あきのかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。秋が五行説の金行にあたるので「金風」、また、秋の色が白にあたるので「白風」ともいう。
「哀」と「楽」は表裏一体という上五中七と「秋の風」が取り合わされています。涼しくなって楽だ、という反面センチメンタルな気分を感じさせる「秋の風」を主役にして、自分の人生経験を重ねている句だと思いました。
返信削除楽しかったことが楽しくなくなったり、哀しかったことが哀しくなくなったり、人の心の変わりやすさは、秋の風の移ろいやすさと重なります。
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