2022年9月18日日曜日

傘立ての見知らぬ傘や秋の雨

傘立ての見知らぬ傘や秋の雨

雨が降ると思い出す傘立てにいつもある黒い傘。
かさたての みしらぬかさや あきのあめ
季語:秋の雨(あきのあめ)
秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。春の雨にくらべて寂しい風情がある。

2 件のコメント:

  1. 傘立てに家族の誰のものでもない見知らぬ傘がある。来客?忘れ物?日常の中のちょっとした違和感が題材になっている句です。「秋の雨」は静かに降り続く長雨のイメージを感じました。心に起きたちょっとした?や!が情感を感じられる句になったと思いました。

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    1. 家の傘立てに母の傘、母の杖、弟の傘、そして、謎の傘、今になっても謎の傘。誰の傘だったのか未だに謎のままです。

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