冬めく秋晴の光で車椅子は季節とともに進みます。
ゆくあきの ひかりとゆけり くるまいす
季語:行く秋(ゆくあき)
過ぎさってゆく秋のこと。秋から冬へと移ろい行くさま。「行く春」と違って寂寥感に満ちており、秋を惜しむ気持ちが深く現れた季語である。移ろい行く季節を、旅人になぞらえて「行く」と形容するが、春と秋だけのもので、「行く夏」「行く冬」とはいわない。
季語:行く秋(ゆくあき)
過ぎさってゆく秋のこと。秋から冬へと移ろい行くさま。「行く春」と違って寂寥感に満ちており、秋を惜しむ気持ちが深く現れた季語である。移ろい行く季節を、旅人になぞらえて「行く」と形容するが、春と秋だけのもので、「行く夏」「行く冬」とはいわない。
秋が深まり冬が間近となる、そんな日の少し弱まった光と共に私の車椅子が進んで行くことよ。「行く秋」「行けり」と敢えて重ねることで句の個性が出たと思います。「行く秋」の季語から、ちょっと寂しい気持ちになる句だと思いました。
返信削除外に出ると秋晴の日は差していましたが、吹いてくる風の冷たさに身が引き締まりました。冬を迎える気持ちになりました。
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