2022年11月2日水曜日

色付くや橘の実のつぶらなる

色付くや橘の実のつぶらなる 

広場の木に生っていたミカン色の小さな実は橘の実でした。
いろづくや たちばなのみの つぶらなる
季語:橘(たちばな)
日本原種の野生の柑橘類。比較的暖かい地方に生育する常緑低木。白色の花は五弁で五、六月に咲く。秋、棘のある枝に淡黄色の三センチほどの実を結ぶ。酸味が強く生食にはむかない。

2 件のコメント:

  1. 橘は雛飾りの桜橘と京都御所で見たことがあるような・・・あまりなじみがない橘の実が生っているのをいるのを見たのですね。良く橘と分かりましたね。「色付くや」色づいたなぁと詠嘆しているのですね。「つぶらなる」円ら(=まるいこと)であるということですね。読めば意味が分かる平易な句だと思いますが、この言葉選び、並びは、私には思いつかない凄い句ではないかと思いました。実りの秋の歓びを感じました。

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    1. 桜の広場へ行ったところ、緑濃き木の葉の間に黄色の小さな実が生っていました。何の実だろうと話しながら帰ると、詳しい人が橘の実だと教えてくれました。左近の桜、右近の橘の橘です。その木は何かの記念樹として植えられたらしく古びた木札がありました。

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