2023年3月12日日曜日

春暁や西に明るき月一つ

春暁や西に明るき月一つ

カーテンを開けると薄暗い西の空に月が光っていました。
しゅんぎょうや にしにあかるき つきひとつ
季語:春暁(しゅんぎょう)
春の夜明けである。正確には暁は日の出前の未明をいい、夜の明ける気配はあるものの、あたりはまだ薄暗い。同じ夜明けでも曙は暁よりも遅く、日の出前をいう。

2 件のコメント:

  1. 「春暁」夜明け前の黒々した空が青黒くなりかける頃でしょうか。西の空にこれから沈んで行く月が、空の暗さと対称的に明るく見えたのですね。今は静まり返った凛とした空気ですが、これから始まる一日が、春の日射しで暖かくなるのを予感させる句ですね。

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    1. 太陽は部屋と反対側から上がるので、西向きの部屋の窓から見える空は暗くて、その空をゆっくりと沈んでゆく明るく光る月に見とれました。

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