遊歩道の途中にいた猫が「桜ならまだまだ」と言いそう。
さくらまだまだと ふりむく ねこのかお
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。
弘君に猫が「桜はまだまだだよ」と教えてくれたのですね。ほのぼのとした情景が目に浮かびました。家の桜もまだまだです。分かりやすい句ですが「桜まだまだ」と始まって17音にまとめているのはさすがだと思いました。私にはとても真似出来ない句です。
返信削除桜の様子を見に散歩に行くと、蕾もまだ硬そうでした。道の途中にいた猫が振り向いて「桜ならまだまだだよ」と言いそうな顔をして去っていきました。
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