2023年9月21日木曜日

最終の改札抜けて秋雨に

最終の改札抜けて秋雨に

ようやく秋雨前線が移動して秋雨の季節になりました。
さいしゅうの かいさつぬけて あきさめに
季語:秋雨(あきさめ)
秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。春の雨にくらべて寂しい風情がある。

3 件のコメント:

  1. ようやく空気が夏から秋に入れ替わりました。ホッとすると同時に、あっという間に寒くなり「冬より夏の方が好き」と言っている数か月後の自分を想像しました。「改札」が鉄道ファンとしては面白い比喩と思いましたが、一般の人には分かりにくいかも、と思いました。

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    1. 最終の人のまばらな改札を抜けてみたら雨が降っていた。昔の記憶を思いながら、今でも少し寂しさを感じるだろうと想像して詠みました。

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  2. 夏から秋への最後の改札を抜けて、という比喩表現だと思ってしまいました。最終列車を降りて改札を抜けたら秋雨が降っていた、と普通に読めば良かったのですね。少し寂しさを感じる良い句ですね。

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