2023年9月25日月曜日

長き夜の覚めても声は戻らざり

長き夜の覚めても声は戻らざり

長き夜を眠れずに浅い眠りから覚めても失った声は戻らない。
ながきよの さめてもこえは もどらざり
季語:長き夜(ながきよ)
秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。残暑もなくなり、夜業や読書にも身が入る。春の「日永」に対応する季語である。

2 件のコメント:

  1. 「長き夜」の眠りからの目覚めは、体をリセットしてくれる感覚があります。しかし生死の境で気管切開をして失った声は戻って来ません。弘君の悲痛な思いが伝わって来ました。

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    1. 朝晩の涼しさに秋を感じる頃になりましたが、浅い夢から覚めて声が出ないことに寂しさを感じてしまいます。これから秋が深まって夜が長くなると思うと、楽しい夢を見たくなります。

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