冬の夕焼け空を見ると心に溜まっていた思いを叫びたくなります。
さけびたき おもいふつふつ ふゆあかね
季語:冬茜(ふゆあかね)
単に「夕焼」といえば夏の季語だが、「冬の夕焼」「春の夕焼」「秋の夕焼」と一年中季語としてある。冬の夕焼は、枯木立や建物のコントラストが美しく、束の間ではあるが印象深い。類題に「寒夕焼」「寒茜」もあるが、冬の夕焼に比べると、より寒中にある感が強い。
季語:冬茜(ふゆあかね)
単に「夕焼」といえば夏の季語だが、「冬の夕焼」「春の夕焼」「秋の夕焼」と一年中季語としてある。冬の夕焼は、枯木立や建物のコントラストが美しく、束の間ではあるが印象深い。類題に「寒夕焼」「寒茜」もあるが、冬の夕焼に比べると、より寒中にある感が強い。
いつも穏やかに見える弘君にも「叫びたき思ひ」がきっとあるはずです。弘君の叫びの俳句を読むと「いいぞ!」と思えます。思いの中身は読み手が想像するしかありませんが、私は先日亡くなった私の妹(弘君と同じ病気を持っていた)への感謝、急逝への無念、と想像しました。「冬茜」の情景が寂しく胸を打ちます。
返信削除日々の出来事で、日が経つにつれ忘れてゆくこともあり、逆に思いが深くなることがあります。従妹の早逝は大きな出来事でした。茜色の夕焼け空が静かに色を変えて夜になってゆくのを眺めるとき、様々なことが思い出されて、叫びたくなる思いが湧いてきます。
削除