2024年3月3日日曜日

衣に和歌したためられし古雛

衣に和歌したためられし古雛

雛祭に思い出すのは衣に和歌がしたためられた母の木目込みの内裏雛。
ころもにわか したためられし ふるひいな
季語:古雛(ふるひいな)
古雛の古さの基準はないが代々母娘間で引き継がれてきた雛や娘時代のものを年老いて飾りに用いられた雛を古雛と詠まれる

2 件のコメント:

  1. 木目込み人形の衣裳に、手書きで和歌が書かれたもので、平仮名がまるで模様のように見えました。叔母さんが一目惚れして購入した思い出の品です。埼玉に住んで居た私の妹を、母と叔母さんと一緒に訪ねた時のことでした。随分昔の話になりました。

    返信削除
    返信
    1. 母のお気に入りの木目込みの内裏雛で店の一角に飾って眺めながら店番をしていました。お客様が目を留めて「あれはいいですね」と欲しそうな様子に「あれは非売品なんです」と謝りながら嬉しそうに説明していた姿を思い出します。

      削除