2024年6月7日金曜日

喉仏良薬にがし夏の夕

喉仏良薬にがし夏の夕

食後の薬を苦くても苦くなくても喉仏はこくりこくりと飲み込んでくれる。
のどぼとけ りょうやくにがし なつのゆう
季語:夏の夕(なつのゆう)
夏の夕方のこと。なかなか暮れきらないが、日中の日差しもいくらかは和らいですごし易くなる時間。水を打ったり、風鈴を吊ったりして涼を取る。

2 件のコメント:

  1. 「喉仏」を通る時に薬の苦さを感じるのですね。「喉仏」「良薬」が響き合って、身体に良いものと感じます。「にがし」「夏の夕」が響き合って、涼しさ、爽やかさを感じました。にがさと爽やかさは近い関係を感じます。苦い良薬が喉を通り、爽やかな後味が残り、身体に精気が湧く感覚を共有出来ました。

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    1. 夕食後の飲み薬は5錠ですが、中に1錠苦い薬があり、他の4錠と一緒に飲もうとしても、その1錠が残って苦味が舌に広がります。その苦みがなんとなく効きそうに思えるのです。こんな事を言ったら笑われそうですが、苦笑いでごまかします。

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