午前中は朝日に照らされる部屋も午後は日が陰り過ごし良くなります。
かたかげの まどのひとつに われはいる
季語:片蔭(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
季語:片蔭(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
外から自分の部屋を見た情景を思い浮かべました。「片陰」になった部分に自分の部屋の窓がある。転じて部屋の中へ視点を移せば、直射日光が当たらず、影になって少し暗いけれども、涼しくて過ごし易い。事実を詠んだだけのようですが、しみじみとした情緒が漂っているように感じました。
返信削除昼を過ぎると部屋に日が射し込まなくなり窓のカーテンを開けて外を見ることができます。その時ふと外にいる自分を想像してみました。ギラギラと輝く日を浴びながら、眼の前の病棟に並んだ窓を見ている。影となって涼しそうな二階のあの窓に自分が居るのです。
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