2024年9月15日日曜日

秋雲や御船神輿の渡る刻

秋雲や御船神輿の渡る刻

今日は故郷の御船祭りの日、昼過ぎの今ちょうど家の前あたりだろうか。
 しゅううんや おふねみこしの わたるこく
季語:秋雲(しゅううん)
澄み切った蒼穹に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。



2 件のコメント:

  1. 「渡る刻」が良いと思いました。作者が目にしているのは病窓から見える「秋雲」。しかし脳裏には故郷の祭りの賑やかな行列が見えています。御船を先頭にした長い行列は、正午に花火の合図でお宮さんを出発し、やがて作者の家がある商店街に入り、祭りの興奮は最高潮に達するのです。良い写真がありましたね。

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    1. 昼食が済んでのんびり窓の外を眺めていると、秋晴の青い空に白い雲が流れている。あぁそうだ今日は故郷の御船祭りの日だ、と気がつくとたちまち祭りに華やいだ町が思い出され、飛んで帰りたくなります。昼過ぎのこの時間は家の前を、船若が颯爽と担ぎ走るお船神輿を先頭に、祭り屋台の賑やかなお囃子が聞こえてくるようです。今年のお祭りはどうかなぁ。

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