2024年9月30日月曜日

捜索の川から海へ九月尽く

捜索の川から海へ九月尽く

能登の被災地の捜索は川の上流から下流へ来て河口付近の海岸にかかる。
 そうさくの かわからうみへ くがつつく
季語:九月尽く(くがつつく)
正しくは陰暦九月晦日(陽暦では十一月初め頃)をさし、行く秋を惜しむ気持ちが滲む。ただ現在では陽暦の九月晦日をさすことも多い

2 件のコメント:

  1. 家の周りにも下流の川にも見つからない。ついには広い海まで流されたのではないか、と捜索が続きます。なすすべもない自然災害に人間の力も尽きそうです。「九月尽く」が時間の経過や行く秋を惜しむとは違う、重い意味を持って迫って来ました。

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    1. 大雨で決壊した川の濁流に家ごと流され行方不明となった方々の連日の捜索にも関わらず、上流域から下流域までついに海岸域まで行っています。制服が発見された他には不明のまま九月が過ぎようとしています。

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