寒波の乾燥した青空から一羽のカラスの声が響いてくる。
からからの そらよりひびく かんがらす
季語:寒鴉(かんがらす)
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるものがある。
季語:寒鴉(かんがらす)
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるものがある。
「カラカラの」とカタカナ表現にしたことで、色々な効果を生んでいると思いました。もちろん「乾燥した」の意が第一。次にカラカラと寒鴉の韻の面白さ。そして「寒鴉」の声が空に響くのを感じられる効果があるように思いました。
返信削除乾燥しきった青空には雲一つなく飛ぶ鳥も見えない空からカラスの声だけが響いてくる。人間なら喉が涸れて声も凅れてしまいそうなのに、寒鴉の声は空の果てまで響きそうです。
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