2025年1月23日木曜日

踊り場に冬日残して下りて行く

踊り場に冬日残して下りて行く

二階から下りて来た人は踊り場に冬の日を残したまま去って行く。
 おどりばに ふゆひのこして おりてゆく
季語:冬日(ふゆひ)
冬の一日と冬の太陽の両方の意味で使われる。歳時記によっては「冬の日」「冬日」と別立てのものもある。冬は日照時間が短く、すぐに暮れてしまう。それだけに昼間の日差しをいっぱいに浴びたいという思いがこもる。雪の日の多い日本海側と乾燥した日の多い太平洋側とで、はこの季語のもつ印象はおのずと異なろう。

2 件のコメント:

  1. 階段の踊り場に冬日が当たっていて暖かい。階段を降りる人は日射しも持って行けたら良いのに、冬日は変わらず踊り場に残っている。踊り場はひなたぼっこをするほど良い居心地ではなく、せっかくの日射しがもったいないですね。

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    1. エレベーターの前で待っていたとき、燦々と陽がさしている階段の踊り場を二階から下りてくる人が軽やかに来る様子が目に止まりました。人が去った踊り場には明るく陽が残って暖かそうです。

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