2025年1月31日金曜日

哀惜の念込み上げてくる寒夜

哀惜の念込み上げてくる寒夜

妹に何かしてあげられることはなかったのか自問自答する夜です。
 あいせきのねん こみあげてくる かんや
季語:寒夜(かんや)
「寒き夜」「夜半の冬」などともいう。冬の夜はさえざえと空気が澄んで、星や月も美しく見える。

2 件のコメント:

  1. 「哀惜の念」兄妹だからこそ一層強く「込み上げて」来る感情だと思いました。「寒夜」が読む人にまで身に凍みる句です。お悔やみに行って来ました。妹さんは綺麗なお顔でした。全力で生き抜いて燃え尽きたのだと感じました。

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    1. 思えば二十年前、私が意識不明で救急搬送され五ヶ月間の治療の間、千寿子伯母、母、弟、妹の四人がお見舞いチームとして予定を決めて毎日お見舞いに来てくれました。その励ましのお陰で退院できました。それなのに妹のお見舞いもできず何もしてやれなかったことが申し訳なくて悔しくて残念でなりません。

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