呼吸器のマスクを外した素顔はすっきりと穏やかな寝顔をしている。
こきゅうきは はずしすがおや やまねむる
季語:山眠る(やまねむる)
冬山を擬人化したもの。中国の山水画伯、郭煕の画論の次の言葉「冬山惨淡として眠るがごとく」が、この季語の原点。春は「山笑ふ」夏「山滴る」秋「山粧ふ」、季節に応じて使い分けのできる重宝な季語。
季語:山眠る(やまねむる)
冬山を擬人化したもの。中国の山水画伯、郭煕の画論の次の言葉「冬山惨淡として眠るがごとく」が、この季語の原点。春は「山笑ふ」夏「山滴る」秋「山粧ふ」、季節に応じて使い分けのできる重宝な季語。
静かに眠る妹さんを描写した句。「呼吸器は外し」で長い闘病生活から解放されたのだと感じられました。「素顔」で、先日お悔やみに行った時の、美しく安らかな素顔が思い出されました。「山眠る」妹さんの眠っている様子と重なりました。
返信削除もう何年も呼吸器のマスクをつけたふみ子の顔を見慣れていたので、マスクを外した素顔の穏やかな寝顔にホッとした思いを抱きながら、長い間大変だったね、良く頑張ったね、ゆっくり眠って下さい、と心で語りました。
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