2025年2月27日木曜日

喰わずして永らえたとて春かなし

喰わずして永らえたとて春かなし

食事のことで相談しながら思うような結論が得られず持ち越しに。
 くわずして やがらえたとて はるかなし
季語:春かなし(はるかなし)
春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたことで心がくもるのも春ならではのこと。

4 件のコメント:

  1. 「喰うことは生きてゆくこと冬至かな」に続く句ですね。弘君の決心の強さが伝わって来ました。医師や病院の方々、私も含めて家族、親戚、皆長生きして欲しくて、胃瘻をした方が良いと思っていることでしょう。しかし人生の目的は長く生きることだけではないかも知れません。相談してもなかなか結論は得られない、そうだろうと思います。

    返信削除
    返信
    1. 長生きすることは意味のあることですが、それ以上に命の質が良くなければならないと思っています。長寿というだけでなく健康寿命ではないかと思います。寝たきりで栄養は管から流し込まれる生き方は今は納得できません。筋力の衰えは自覚していますが食べる力は最後に残された希望です。医師の言葉も家族の思いも理解したうえででの今の私の生き方です。

      削除
  2.  部屋の窓から見える早春の景色を眺めての句でしょうか。母がそうであったように、僕も父もおじさんのことは気になって仕方ありません。長く平穏に生きて欲しいとの思いもあり、喰う喜びの大きさも理解できます。

    返信削除
    返信
    1. 生き方は人それぞれ何を大切にするのか違います。妹は最後まで愛する家族のもとで生きることを選んだのだと思っています。私は病院で医師、看護師、介助員、療育スタッフなどのお陰で療養生活をしています。その生活の中で大切に思っているのが食べることです。心配をかけて申し訳ないと思っていますが、理解してもらえればと考えています。

      削除