2025年4月13日日曜日

父の忌を思ひ出したる花の雨

父の忌を思ひ出したる花の雨

雨の一日となり、雨を眺めなが昨日が父の命日だったと思い出した。
 ちちのきを おもいだしたる はなのあめ
季語:花の雨(はなのあめ)
桜の咲く頃に降る雨、あるいは咲き満ちる桜の花に降る雨。

2 件のコメント:

  1. 「思ひ出したる」と言うのは忘れていたと言うことでもあります。父親とはそういうものです。『思い出しただけでもマシ』と天国で笑っている気がします。「花の雨」花が散ってしまう寂しさだけでなく、葉桜となる次の季節へ進むための慈雨という感じもしました。

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    1. 雨の一日ぼんやりとしていて、昔作った葉桜の句「葉桜や父の使いし車椅子」を思い出し、昨日が父の命日だったことに気が付きました。三十五年経って記憶が薄れてしまったこと寂しさを覚えました。その気持を俳句に詠みました。🙏

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