2025年7月16日水曜日

スコール来傘が開いてゆく速さ

スコール来傘が開いてゆく速さ

スコールのような突然の土砂降りに傘の花が一斉に開いてゆく。
 すこーるく かさがひらいて ゆくはやさ
季語:スコール(すこーる)
急に始まり数分間ほど続く強い突風のこと。スコールは通常、中層からの下降気流または中層での対流(冷たい大気の先端に生じた局所的な上昇気流)により発生し、局所的な下降気流を強める。一般用語としては、天候変化によりやってくる驟雨(にわか雨)や雷などの悪天候の意味でも用いられる。

2 件のコメント:

  1. 天気が急変し、突風強雨雷が襲った。窓から次々に傘が開いて行くのが見えた。その速さが印象的だった、という句。人々が慌てふためく様子が見えるようです。「来」は「く」。日本語なのに「き」か「く」か分からなくて情けない私です。

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  2. 夕立もこの頃はスコールのような降り方です。日本も熱帯化しているのでしょうか。突然の雨が走り抜けてきます。慌てて傘を開く人、駆け出す人、雨雲の速さを感じます。ちなみに「来」は「来る」の文語表現です。

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