2025年10月19日日曜日

呼吸器に空の重さよ秋曇

呼吸器に空の重さよ秋曇

何となく雲が垂れ込めた秋の空の重苦しさを感じます。
こきゅうきに そらのおもさよ あきぐもり
季語:秋曇(あきぐもり) 
秋の曇り空のこと。「春に三日の晴れなし」というが、秋の天気も変わりやすく、晴れ日と曇りの日が短い周期で入れ替わる。

2 件のコメント:

  1. 雲が垂れ込めた秋曇の空。その空の重さを「呼吸器に」感じる。弘君で無ければ出来ない句だと思いました。「空の重さ」とは多分に空を見た印象や作者の気分を反映していると思いますが、呼吸器で吸い込む大気は、イコール空でもあり、物理的な説得力を感じました。作者ならではの環境と感受性が生んだ素晴らしい句だと思いました。

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    1. 天気の変化、特に気圧の変化、湿度の変化には敏感になりました。

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