2025年10月29日水曜日

蜻蛉から蜻蛉にうつる風の色

蜻蛉から蜻蛉にうつる風の色

秋の日射しと少し冷たい風の中に蜻蛉の羽のような光が見えた。
とんぼから とんぼにうつる かぜのいろ
季語:蜻蛉(とんぼ)
鬼やんま、塩辛蜻蛉、蜻蛉釣トンボ目に属する昆虫の総称。あきつ、やんまなどともいう。腹部は細長く円筒状。透明な二対の翅で飛び、大きな複眼を持つ。日本国をさす「あきつしま」は、蜻蛉が尾を咥えあった形に似ているからという故事による。

2 件のコメント:

  1. 蜻蛉の透き通った羽。風というものは見えないものだが、蜻蛉の羽は風の色を写しているように思える。蜻蛉の群れを見ると羽から羽へ風の色が写っているようだ。そんな風に読みました。秋の日射しと少し冷たい風が感じられる句だと思いました。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。蜻蛉の羽の透明で煌めく色合いが好きなんです。

      削除