2025年11月8日土曜日

小春日やパンダの知らぬ熊の難

小春日やパンダの知らぬ熊の難

冬眠を前に餌を探して人里に現れ駆除される熊の難を知らないパンダ。
こはるびや ぱんだのしらぬ くまのなん
季語:小春日(こはるび)
陰暦十月の異称である。まだ本格的な冬とはならず暖かい日和が春先の陽気を思わせるが、春とは区別して「小春」という。冬囲いに精を出したり、越冬野菜を取り入れたり、大根や柿を吊るし干にしたり、本格的な冬に備えるころの日和である。

2 件のコメント:

  1. パンダが小春日の中でのほほんと竹を食べているのに対して、同じ熊の仲間が食べ物に困って人里に出ては駆除されている、という対比の句ですね。熊がパンダぐらいおとなしければかわいいのにと思います。「熊の難」が「熊野灘」と似ているので(中国へ帰ったパンダは白浜を忘れてしまった句?)と妄想しました。が地図をみたら白浜は熊野灘とは近いけれど違いました。

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    1. 今年は熊の主食のドングリが大不作で、空腹のため冬眠できない熊が人里にまで現れ駆除されるという、熊にすれば災難です。コメ不足と価格高騰に人間はなんとか対処してきましたが、熊の難はまだ続きます。

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