2020年1月30日木曜日

冬から春へ

看護師の病棟異動冬惜しむ

入院から二年間お世話になった看護師さんが二月から一階病棟に異動することに。
かんごしの びょうとういどう ふゆおしむ
季語:冬惜しむ(ふゆおしむ)
冬が終わること。長く厳しい冬がやっと終わるという気持ちが込められている。そして、間もなく訪れる春を、こころ待ちにする喜びが滲む。

2020年1月27日月曜日

雪の天気予報

雪降るも降らぬも八卦うす曇る

占いは、当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、天気予報は?朝から曇り空です。
ゆきふるも ふらぬもはっけ うすぐもる
季語:雪(ゆき)
冬、上空の水蒸気が凍って結晶となって降るもの。

2020年1月22日水曜日

新しい命に日脚伸ぶ

嬰児のビデオメールや日脚伸ぶ

赤ちゃんのビデオと写真のメールが届きました。
みどりごの びでおめーるや ひあしのぶ
季語:日脚伸ぶ(ひあしのぶ)
年も明けて、少しずつ日が長くなることをいう。一月も終わりの頃になると、冬木の芽もしだいにふくらみ、春が近いことを感じる。

2020年1月21日火曜日

春よ来い

春を待つ治療終えたる奥歯かな

半分欠けた奥歯の残骸を削って滑らかにして様子を見ることに。
はるをまつ ちりょうおえたる おくばかな
季語:春を待つ(はるをまつ)
長く厳しい冬が一段落して、寒い中にも時折春の訪れを感じる頃、新しい季節を待つ気持ちが強まる。早く春よ来い、来て欲しいと願う気持ち。

2020年1月16日木曜日

暖冬

ワイヤレスマウスころころ冬温し

暖冬のおかげでパソコンのマウスを操作する手の指の動きが楽ですが、暖かすぎるのも?
わいやれすまうす ころころ ふゆぬくし
季語:冬温し(ふゆぬくし)
冬のさなかの暖かい日のこと。つめたい風も吹かない穏やかな日和。

2020年1月14日火曜日

冬晴に歯が欠けて

冬晴や舌に奥歯の欠けし穴

昨日の朝ふいに欠けた奥歯の跡が舌にさわって気になります。
ふゆばれや したにおくばの かけしあな
季語:冬晴(ふゆばれ)
よく晴れた冬の穏やかなひと日は、貴重な一日となる。

2020年1月11日土曜日

鏡開の御汁粉

病院の鏡開の餅抜き椀

今日は鏡開、夕食に御汁粉が出ましたが餅は無し、嬉しくもあり寂しくもあり。
びょういんの かがみびらきの もちぬきわん
季語:鏡開(かがみびらき)
新年、供えてあった鏡餅を下ろして食べることをいう。普通は一月十一日に行われる。

2020年1月7日火曜日

眼科受診を待つ

待つ人の多き眼科や松の内

眼科受診に来てみれば診察を待つ人がずらりと。
まつひとの おおきがんかや まつのうち
季語:松の内(まつのうち)
正月の松飾りのある期間をいう。七日までが普通だが、十五日までのところ、三日までのところと、地方によってさまざまである。

2020年1月6日月曜日

寒の入りの病棟

病棟の早朝忙し寒の入

病棟の朝は早く、正月も六日の今朝は冷えました。
びょうとうの そうちょうせわし かんのいり
季語:寒の入(かんのいり)
一年のうちでいちばん寒さがきびしい時期に入る日のこと。一月六日ごろにあたり、この日から立春前日(節分)までの約三十日間を寒という。

2020年1月1日水曜日

去年今年生きてゆくこと

生きてきて生きてゆくこと去年今年

入院生活の一年が過ぎ、今日から入院生活の新たな一年が始まります。
いきてきて いきてゆくこと こぞことし
季語:去年今年(こぞことし)
大晦日の一夜にして去年と今年が入れ替わること。年がすでに改まった新年の季語。