2020年9月4日金曜日

秋思:されど呼吸器は憂し

吸引の瓶いっぱいの秋思かな

人工呼吸器には加湿と吸引が欠かせませんが、加湿の加減で管に水が溜まったり痰が硬くなったり、吸引で痰が取り切れなかったりするとストレスもたまります。
きゅういんの びんいっぱいの しゅうしかな
季語:秋思(しゅうし)
秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、、思いは乾いた感じがある。

2 件のコメント:

  1. 呼吸器から来る空気の湿度によって、管に水が溜まったり、乾いたりするのでしょうか?看護師さんの手を煩わせて、自分も苦しい思いをして痰を吸引してもらっても、取り切れない時は辛いですね。ストレートに表現してジメジメしていない、分かりやすくて余韻が伝わって来る、弘君ならではの素晴らしい句だと思いました。

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    1. 気温と湿度の具合をみて呼吸器の加湿を調整するんですが、季節の変わり目はうまくいかないことが多いです。

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