2021年4月24日土曜日

行く春や窓を横切る鳥の影

行く春や窓を横切る鳥の影

ぼんやり眺めていた窓の外を横切る鳥、自由でいいなあ。
ゆくはるや まどをよこぎる とりのかげ
季語:行く春(ゆくはる)。
まさに過ぎ去ろうとする春をいう。ことに春は厳しい寒さの中で待ち望んだ季節だけに送るのは惜しい。「春惜しむ」というと、さらに愛惜の念が強くなる。

2 件のコメント:

  1. 「行く春」情感豊かな言葉ですね。季語を覚えて使えるようになると、心が豊かになった気がします。(鳥は自由で良いなぁ)という作者の気持ちが分かると、味わいが一層深くなりました。

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    1. 春のポカポカした日の中を、鳥たちはいつものように飛び交っています。コロナ禍で行き場をなくした人たちは我慢のときか。

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