2021年6月19日土曜日

五粒の薬一粒苦し梅雨寒し

五粒の薬一粒苦し梅雨寒し

食後の薬の中の一粒の苦さが口の中に残って。
ごつぶのくすり ひとつぶにがし つゆさむし
季語:梅雨寒し(つゆさむし)
雨が降り続く梅雨のころの冷えをいう。往時の田植えの頃でもあり、農家の人は寒いので布子を着ることもあった。

2 件のコメント:

  1. 「五粒の薬の中の一粒が苦かった」ことと「梅雨寒し」の間には、沢山の言葉で説明してもしきれない「何か」があるのです。これが日本独特の俳句文学ですね。

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    1. 五粒の薬の一粒だけ苦い、あとの四粒は効くのだろうか?梅雨とはいえ夏なのに寒いとは?

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