2021年9月21日火曜日

月に誘われ一叢の萩白き

月に誘われ一叢の萩白き

残念ながら仲秋の名月は見逃したので萩と月の写真で。
つきにさそわれ ひとむらの はぎしろき
季語:萩(はぎ)
紫色の花が咲くと秋と言われるように、山萩は八月中旬から赤紫の花を咲かせる。古来、萩は花の揺れる姿、散りこぼれるさまが愛され、文具、調度類の意匠としても親しまれてきた。花の色は他に白、黄。葉脈も美しい。





3 件のコメント:

  1. 明るく大きく照る秋の月に誘われて、一群の萩の花が白く照り輝いている。「誘われ」が弘君独自の表現だと思いました。思い浮かべる光景も、俳句の文字も美しく格調高く、まさに名句だと思いました。句またがりの効果で、俳句でありながら一遍の短詩とも言える作品です。

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    1. 秋といえば月と秋の七草ですね。秋の七草は萩、ススキ、あとは忘れましたが、萩と月で思い浮かぶのは有名な松尾芭蕉の「一つ家に遊女も寝たり萩と月」です。

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  2. この画像を見て作ったのですか?まさに傑作フォト俳句だと思いました。

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