2022年3月16日水曜日

クリスマスローズ俯き春愁う

クリスマスローズ俯き春愁う

ピンク色のクリスマスローズが俯きかげんに咲いています。
くりすますろーず うつむき はるうれう
季語:春愁う(はるうれう)
春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたことで心がくもるのも春ならではのこと。

2 件のコメント:

  1. クリスマスローズが俯き加減に咲いているのが、まるで春を愁いているようだ。美しく繊細な句だと思いました。クリスマスローズの属名はヘルボルス。薬用植物として利用され、古代ギリシャでは狂人を正気に戻すと考えれていたとのこと。プーチンにも正気に戻って欲しい。昨晩また東北で大きな地震があり、ウクライナ戦争があり、コロナ禍があり、2022年は大変な年として歴史に残るのかな、と思いました。

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    1. クリスマスローズと言うからにはクリスマスに咲くのかと思いましたが開花期は1月~3月でクリスマス用には温室で育てるそうです。根に毒があって昔は薄めて薬にしたことが花言葉「いたわり」の由来だとか。冬場に戦地に旅立つ兵士が恋人にクリスマスローズを贈ったという逸話もあるようです。

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