2022年4月16日土曜日

飲み薬もう一つあり菜種梅雨

飲み薬もう一つあり菜種梅雨

俳食後の薬を飲み終えたと思ったら「あっ!もう一つありました」
のみぐすり もうひとつあり なたねつゆ
季語:菜種梅雨(なたねつゆ)
晩春、菜の花の盛りの頃に降る長雨。春のやわらかな雨である。

2 件のコメント:

  1. 一区切りつき、次の行動へ気持ちが切り替わっている時に、また戻される・・・そんな時のちょっとした気持ちの動きが上手く表現されていると思いました。大したことではないけれども快くはない感じ。外は「菜種梅雨」が降っているという背景も句の基調の色をきめていると思います。

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    1. 身の回りのちょっとした、なんでもないことや、心の動きはは俳句になるのかと思っていましたが、案外なるような気がしてきました。そう思うのは自分の思い込みにすぎないのかもしれませんが。

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