日盛を避けて入った本屋の奥で目を慣らして本をさがす。
かたかげの ほんやのおくに めをこらす
季語:片陰(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
季語:片陰(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
「片陰」強烈な日差しが生み出す、日向と陰の対比を言い当てた季語ですね。映画館に入って暗闇に目が慣れるまでの間を連想させるように、「本屋の奥」も日向に慣れた目には暗いですよね。昭和時代を感じさせて(そうそう!)と思わせてくれる句でした。
返信削除実家の隣が本屋さんで昔よく行きました。真夏の日盛の道から一歩入るとひんやりとした空気の中に並ぶ本棚に目を凝らして暗さに目が慣れれまでしばらくかかりました。
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