2023年2月25日土曜日

おやすみの薬二粒水温む

おやすみの薬二粒水温む

寝る前に飲む眠剤二錠喉をするりと流す水、寝る子は育つ。
おやすみの くすりふたつぶ みずぬるむ
季語:水温む(みずぬるむ)
春になって、水の温かさを増してくること。それに伴って芽ぐんだ水草は成長し、水に棲む生きものは活発に動き始める。

2 件のコメント:

  1. 春になって寝る前の薬を飲む水が温んで来たと感ずる。ひらがなの「おやすみの」が柔らかい印象で、リラックスして良く眠れそうな感じがしました。

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    1. 冬の間は感じていた、寝る前の薬を飲む一口の水の冷たさがいつの間にかなくなっていることに、春の気配を感じた夜です。

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